鉄器副葬品からみた古墳時代中期の一考察
NO 25
器1・勾玉5・管玉1・ガラス製小玉117・滑石製臼玉357・有孔円盤2・鉄鏃4・鉄刀5・ 鉄鉾4・石突1・短甲1・馬具類2・刀子1・?2・鋤先3・砥石3・ヤス1が出土している。 安芸・長径21m、短径14mの長円形墳「城ノ下1号墳」の割竹形木棺の棺内から管玉1・ ガラス製小玉1・金銅製垂飾1対・鉄刀3・鉄剣1・鉄鏃53・刀子3・鉄鎌1・鉄斧2・鑿 状鉄製品・錐状鉄製品・鋤・鍬先1・?1・不明鉄製品が出土している。 棺外からは短甲1・鉄鉾1・鉄鏃2群(東群4以上、西群26以上)出土している。 築前・勝浦古墳群は二基の前方後円墳と十数基の円墳からなる古墳群で、二基の前方後円 墳は共に盗掘を受けていたが、その内全長70mの前方後円墳「10号墳」の前方部竪穴系横 口式石室から須恵器5以上・土師器5以上・円筒埴輪11・鉄鉾11・石突2・鉄以外の石突 6・?甲小札約3000・?甲金銅小札51・短甲片・三尾鉄(横矧板鋲留衝角付冑片を含む) 2・大刀1・鉄鏃160以上・鉄斧2・三環鈴1・鉄地金金銅張杏葉10・木心鉄板被壷鐙1対・ 木心鉄板被輪鐙1対・鉄地金銅張鋲留金具10・鉄留金具10・ホ具10・轡2・金銅張磯金 また全長97mの前方後円墳「41号墳」からは画文帯神獣鏡、内行花文鏡、珠文鏡等の鏡7 ・ 須恵器1・鹿角製装具付大刀40以上・鹿角製装具付剣4・素環頭大刀または剣1・銀製 ・
鞘金具1・鉄鏃300以上・短甲片・鹿角製装具付刀子6・鉄刀子2・銅釧1・ガラス製 ・
連玉6・ガラス玉10565・丸玉8665・小玉1900・琥珀製棗玉92以上・琥珀製勾玉8・ ・
碧玉製管玉4・翡翠製勾玉1・珱珞5・ガラス製管玉1が出土している。 築後・全長94mの前方後円墳「塚堂古墳」の主体部は前方部と後円部に1基ずつ、初期の 横穴式石室がある。後円部石室(一号石室)から鏡片7・銅鈴4以上・玉類多数・鉄刀・鉄 剣破片7・鉄鏃多数・?甲小札・胡?金具1体分・金銅製鞍金具・杏葉二対・f字形鏡板1・ 木心鉄板張輪鐙1対分・三環鈴1・留金具10・金銅製円盤1・金銅製火熨斗・金銅製椀が 出土している。前方部石室(二号石室)の玄室からは?製神獣鏡1・貝釧1・ガラス製管玉 6・滑石製扁平勾玉・滑石製臼玉720以上・鉄製直刀10・鉄鉾2・鉄鏃多数・胡?金具(勾 玉形)1・横矧板鋲留衝角付冑1・冑(形式不明)1・横矧板革綴短甲1・横矧板鋲留短甲1・ 三角板鋲留短甲1・?甲1・肩甲小札・頸甲・ホ具・帯金具(ホ具)1・刀子1・砥石(仕 上砥)1・有孔円盤・螺旋状鉄針金が、前庭部からは鉄鏃・盾金具(L字型隅金具)6固体 以上・鞍金具・?・木心鉄板被輪鐙1対以上・鐙付属金具(?)3・轡(銜を含む)3対以 上・素環鏡板3・鉄鐶3・雲珠1・兵庫鎖(ホ具付)多数・ホ具5以上・鋲留金具3・刀子 5・鉄鎌1・鋤先1。鑿1・鉄斧1・釣針(?)が出土している。『塚堂古墳』1983年 豊前・全長50mの前方後円墳「番塚古墳」・主体部は両袖型の横穴式石室、副葬品は尚方 銘神人歌舞画像鏡1のほか、南側遺体分として硬玉製勾玉1・碧玉製管玉22・金環2・ガ ラス製小玉約2000・腕飾り(左右とも琥珀製勾玉数個のみ)、北側遺体分として碧玉製管玉 12・ガラス製小玉若干・帯金具・鉄刀3・槍身6・石突5・鉄鏃3・?甲1・胡?金具・鉄 斧1・f字形鏡板付轡1・剣菱形杏葉3・木心鉄板張輪鐙1対・須恵器(坏2・蓋付1・高 25
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